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ニキビとニキビ跡の悩みからケミカルピーリングを始めました。９月ごろから始めて、３，４週間に１度の周期で合計４回のピーリングを受けました。しかし今のところ大きな効果は感じられません。このＷｅｂや雑誌などを見ると１回のピーリングでも効果を実感出来たという人もいるようですが・・・。やはり個人差があるのでしょうか？中には肌に合わなかったり、まったく効果が表れない場合もあるのでしょうか？どのくらい続けて効果がなければあきらめた方が良いというような目安があったら教えて下さい。もう少し続けてみようと思っていますが、何せ費用もかかるので・・・。私の場合、３回目で始めて皮膚がむけました。５％からはじめて多分今は２０％〜３０％の濃度のフルーツ酸を使っていると思います。特別肌が赤くなってしまったとか、化粧品がしみるというようなトラブルもありませんが、大きな変化もないという感じです。良きアドバイスをお願いします。

東京都／29歳／女性／会社員／153cm／42Kg

角質の厚さは個人差があり、どの程度の濃度のフルーツ酸が適当か判断を下すのに2〜3回のピーリングが必要です。当医院では5〜6回のピーリングを1クールとして、結果をみていただき、効果判定をしています。ピーリング後、少し赤くなり、ピリピリ感が少しあるくらいが、最適のピーリングです。ピリピリ感がなければ、フルーツ酸の濃度、時間の選択が不適当と言えます。

（回答者：慶友クリニック高山正三）

おっしゃる通り効果の出る回数等は個人差があります。特にアクネ（にきび）の治療の場合、次から次へとニキビが出来つつある人の治療や小さなニキビ痕にはかなり効果的ですが、大きなアバタ状のニキビ痕にはレーザー治療やコラーゲン注入の方が良いこともあります。また、ピールも3〜5回が効果的であることが多いようです。治難性の場合、自宅で薄い濃度のピールクリームを併用したり、抗生物質の内服、外用、非ステロイド消炎軟膏外用、漢方薬を併用するなど、ピール間のケアが重要な場合もあります。
また、ホルモンバランスや食事の影響もありますので、主治医に相談されることをお勧めします。

（回答者：ＤＭＣタカハシクリニック高橋達治）

ケミカルピーリングにも色々な薬品が使われていますが、現在、日本で主として使わ
れているのはあなたがお受けになったフルーツ酸によるピーリングです。濃度によっても異なりますが、フルーツ酸は元来あまり強い酸ではありませんので、最初はあまり効果が現れてこないと思います。また、酸に対する反応も個人差があるため、比較的濃度の低いものから使い始め、次第に濃度の高いものに変えていきます。にきびは活動期には毛穴のつまりを取り除き、皮脂が毛穴につまらなくなるため効果がありますが、にきび跡にはフルーツ酸ではあまり効果がないと思われます。通常は数回から１０回ぐらいを１クールとして治療し、１クールが終わったところで治療効果の有無を判定しますので、４回目ではっきりした効果がなくてももう少し続けてみてはいかがでしょうか。
元来、ケミカルピーリングは何回か行って効果を出すという治療法ですので、もう少
し続けてみて下さい。なお、活動期のにきびを治療する場合はケミカルピーリングと
併用して漢方薬やビタミン等の内服も必要です。

（回答者：セブンベルクリニック渡部純至）

　


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