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前、ある美容整形外科にてわきがの手術を受けました。 そこの先生は「手術痕は1本のしわになるので,傷跡はほとんどわからなくなる。赤みは半年から1年くらいで消える。」 と言われたのですが、手術後4年たっている今でも傷跡はケロイド状態で残っています。 手術後2年くらい経過したとき、膿がたまって,同じ病院へ行ったのですが、その時は一応無料で治療してもらいました。 けれど,またすぐ膿がたまるので、皮膚科へ行ったところ、「手術の仕方が悪い」と言わ れました。 この傷を消すにはどうしたらいいのでしょうか。
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滋賀県/22歳/女性/フリーター/165.4cm/50.4Kg
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症状をうかがうと経過から、医学用語でインクルージョン・シスト(封入体嚢腫)という上皮成分(皮膚の表面部分)が皮下に埋入した状態が最も考えられます。そこに細菌が感染するたびに膿みがでてくるのでしょう。わきの下の傷は一般的に緊張が強くない限り、ケロイド状になることが非常に少ない場所ですので、先に述べたインクルージョン・シストごとケロイド状の瘢痕を切除し、縫合してやればほぼ改善するものと思います。
(回答者:クリニック駒沢 高島政浩)
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この症例より次のことが推測されます。
1.剪除法手術かと思います未だ汗腺除去が不十分であるので、再手術後化膿しやすい。
2.ケロイド体質である術後、ケロイド体質あるいは肥厚性瘢痕があると2年たっても瘢痕は消去しない。副腎皮質ホルモン局所注入療法をすべきである。
3.当院の方針化膿が抗生物質療法で治療後、再度イナバ式皮下組織切除法を行った後にこの瘢痕切除を行い、副腎皮質ホルモン療法をする。
4.診断なしには決定的なことは言えない。
(回答者:稲葉クリニック 稲葉益巳)
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